あなた一人に向けて小説を書きます

 

小説の主人公というのは、
いつもだいたい何かしらの困難に出会って、
それを仲間の力を借りたり、
自分で努力をしたりして、克服していきます。

小説の読者である僕たちはそれを読んで、
時に笑い、時に悲しみ、時に心揺さぶられます。

でも、小説を読むことがただ一時の感動だけで終わるのだとしたら、
それはもしかしたら、とてももったいないことをしているんじゃないか。

2019年の後半あたりから、
それまで小説なんてほとんど読んでこなかった僕は、
なぜだかそう思うようになりました。

 

今、小説はとてももったいないことをしている

小説は、ただ「面白かった」で済ませちゃいけない

物語の中の主人公というのは、
様々な困難を克服していく中で、
しばしば精神的に大きく成長していきます。

一方で、物語の読者である僕たちは、
その話を読んで、ただただせいぜい心を揺さぶられるだけです。

でも、それは言ってみれば傍観者の立場です。

僕たちは、物語に触れても、
ほとんどの場合は「ああ、いい話だったね」
で終わってしまっているのです。

ところが、これはとてももったいない。

というのは、文字だけで全てを綴る小説には、
読者と、物語の主人公とを一体化させてくれる可能性があるからです。

 

小説は僕たちの感覚に影響を与える

小説ほど僕らの感性に影響を与える読み物はない

その可能性を僕が感じたのは、
ドイツ人作家ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』を
読んだときでした。

この本は、主人公が、読んでいる本の世界の中に入ってしまう
という話なのですが、その書き方がとても秀逸で、
読んだ当時、僕は自分までもがその世界の中に
誘われてしまうのではないかと錯覚したほどでした。

しかし、この錯覚は、僕に小説のある可能性を教えてくれました。

それは、小説というまったくのフィクションであっても、
現実世界に生きる僕たちの感覚に大きな影響を与えることができる
ということです。

しかもそれは、物語の主人公が感じている感覚と
全く同じものを読者に感じさせることができる
という影響なのです。

 

人間は言葉ではなく、身体で生きている

感覚・感性こそが言葉を生んでいる

しかしながら僕は、小説が、そこにいる主人公の感覚と
読者の感覚とを共鳴させる可能性を持っているとわかっても、
どうすればそうすることができるのか、
長い間考えあぐねていました。

そんな中、出会ったのが、建築家として活躍した故荒川修作の
人間は今自分が持っている有機体(からだ)をいかに使うかで
進化の方向を変えることができる、という考えでした。

この考えは、まず僕自身に、
人間は言葉ではなく身体で生きているのだということを
思い起こさせました。

言葉を使う人間、特に僕のようなライターや小説家は、
何かと言葉ばかりに注目して世の中を見ます。

極端なことを言えば、言葉をまず把握して、
そこから世界を見ようとします。

でも実際には、世の中は言葉でできているわけではありません。

世の中はまず、言葉以前に自分自身のこの身体で感じ取った
あらゆる感覚によって僕らに受け止められます。

言葉は、その感覚を誰かに伝えるために
僕らが便宜上発しているものに過ぎません。

つまり、言葉は、
言葉そのものの使い方に注意して扱われるよりもまず、
自らが感じ取った身体的な感覚を丁寧に受け止めて、
そこから発せられるべき存在なのです。

 

身体的感覚の発展・発達が、僕らを育てる

身体感覚の発達こそが、人間の真の進化である

もう一つ、僕が荒川修作の思想から気づいたことは、
身体的感覚の発展が、僕らを精神的・人間的に発展させる
きっかけにつながる、ということでした。

先にも書いたように、僕らは言葉ではなく、
まず自分自身の身体でこの世界に存在しています。

これはつまり、人間的な成長というのは、
お金や財産といった俗物的なものではもちろんなければ、
語弊を恐れずに書いてしまえば、
何を言うかや、何を考えるか、もしくは何を学ぶか
ということでもない、ということです。

でも、僕たちはこの世界で、この身体によって生きているのだから、
この身体の感覚の発展や使い方の発達こそが
僕らを人間としてより生き生きさせていく
わけです。

おそらく、感覚の発展や身体の使い方の発達というのは、
実際に体験してみることがなければ、
実感することは難しいでしょう。

でも、僕はそれを、小説で届けることができるのではないかと
考えるに至ったのです。

 

フィクションである物語を、現実にする方法

物語にどっぷり浸かることができれば、読者は主人公と一緒に成長できる

その方法とは、小説の書き方を一人称による叙述に絞り、
かつひたすら身体的感覚にこだわって記述をしていく

というものです。

つまり、主人公の主語を「わたし」「ぼく」「おれ」に絞って、
その「わたし」「ぼく」「おれ」が感じたことを、
あらゆる手法や言語を使って詳細に述べていくのです。

そうすることによって、読者は物語の主人公と
限りなく近い位置に立つことができ、
文章に書き表された感覚的な事柄を
追体験することができるわけです。

もっとも、追体験をするには、物語を読む人自身が
小説の世界に全身でどっぷりと浸かる必要があります

ただ、残念ながら、そこは僕のような書き手が
直接手を下せるところではありません。

僕にできるのは、小説を読者にとって
入り込みやすいものにするよう
徹底的に丁寧に書いていくということまでです。

しかしながら、小説を書きながら
それを突き詰めていくということが、
小説をただの物語で終わらせない、
読む人の人生にとってなくてはならなかった
一つの精神的・実際的な経験にするための
必要不可欠な行動であると、僕は感じているのです。

 

なぜ、一人ひとりに向けて小説を書くのか?

その人にとって大切になる物語は、人によって違う

さて、そういうわけで僕は今、一人称と身体的感覚に
徹底的にこだわった小説を書いているわけですが
読む人の人生に徹底的に食い込んで、
その中の止まった歯車を動かすような
小説の真の力を発揮するには、
実はまだ、一つだけ足りない要素があるのです。

その足りないものの原因になっているのは、
人間には、人それぞれの人生があるということです。

つまり、これまで歩んできた人生が
人それぞれ違うように、
今、この時に、読む必要がある小説、
読んで糧になる小説というのも、
人それぞれに違う
のです。

これが今、僕が一人ひとりに向けて、
それぞれにとって必要な小説、
テイラード小説を書いている理由です。

 

100人に向けて、100通りの小説を書く

目標は、100人それぞれに一つずつ、合計100個の物語を書くこと

とはいえ、一人に向けて書いた小説が、
他の誰にとっても意味がないものかといえば、
そういうわけではありません。

それどころか、僕はそれは多くの人にとって
価値あるものになると思っています。

なぜなら、ある人の経験が、
他の人にとっての大切な教訓になることがあるように、
ある人にとって必要だった小説という経験は、
また別の似たような人生経験を持つ人にとっても、
大きな学びにつながる
はずだからです。

そういうわけで、僕は今、
一人ひとりに向けて書く「テイラード小説」を
100人の人それぞれに向けて一つずつ、
合計100作品、書いていきたいと考えています。

 

テイラード小説の制作プロセス

「テイラード小説に興味がある」
「自分に向けて小説を書いて欲しい」
という方は、以下のプロセスに沿って、
お申し込みいただければと思います。

テイラード小説の制作プロセスは簡単です。

まず、下記にてメールアドレスを登録し、
申し込みフォームにて依頼を送信
します。

依頼をいただいたら、日程を調整したのち
オンラインまたはオフラインで直接お会いして
1〜2時間ほどお話し
します。

その後、お話しした際の印象などを基に
浮かんできた物語を2〜3週間程度で
僕が小説にしていきます。

出来上がった小説は、
まずPDFなどで依頼していただいた方だけにお送りし、
読んでいただいた後にnoteにて一般公開させていただきます。

なお、基本的にお代はいただいていますが、
支払っていただく金額は、出来上がった小説を読んだあと、
あなたが払いたい分だけを支払っていただければ構いません

もちろん、出来上がった小説が気に入らなければ、
支払っていただかなくても結構です。

 

申し込みは、まず、以下のURLよりメールアドレスを登録してください。

登録していただいたアドレス宛に、
面談希望日等をご記入いただく申し込みフォームをお送りします。

メールを登録して、テイラード小説を申し込む
↓↓↓↓↓
https://mail.os7.biz/add/lgA3 

テイラード小説の執筆は、僕としても実験的な試みですが、
興味のある方、自分にとって今必要な小説が何か気になる方は、
ぜひご連絡いただければと思います。

ご依頼、お待ちしています!

メールを登録して、テイラード小説を申し込む
↓↓↓↓↓
https://mail.os7.biz/add/lgA3 

 

*注意

・小説作成前の面談の日にちは、土日祝日
もしくは平日の夜20時以降にしていただけると
対応がしやすくなります。

・執筆期間は2〜3週間程度を想定していますが、
状況により前後する可能性があります。

・小説の長さは、5,000〜10,000字程度を想定しています。

・ご依頼が殺到している場合、各プロセスの対応に
時間がかかる場合がございますこと、ご了承ください。

・お支払いは、銀行振り込み、またはPaypalを通しての
カード払いになります。詳細については、小説完成後、
メールにて直接やり取りさせていただきます。

 

*追伸*

下記URLは、僕がこれまでに書いてきた小説の一部です。

どんな小説が出来上がるか気になる方は、一度読んでいただければと思います。

https://note.com/takutoito/m/mc16fa70ab067