自己投資で失敗する人、成功する人

自己投資で失敗する人の特徴

何かの分野について成長したり、
そのための自己投資をしたりする場合、
よく言われるのが、その道のプロや、
自分より先をいく人といった
コーチやメンターと呼ばれるような人に
師事するべきだ、ということだ。 

そうしたやり方を、
セミナー業界やコーチングの業界などでは、
その人の教えだけを素直に信じて、
実践するという意味で、
「オールイン」というらしい。

確かに、ある分野について、
その道を長年歩んでいたり、
極めていたりする人から学ぶということは、
自己成長においてとても効率のいいことだ。
そうでなくても、
例えばテニスを学びたいのに
将棋しかやっていない人のところに学びに行く
ということは普通ではあり得ない。 
テニスを一から学びたいのであれば、
一流のテニスプレーヤーから学ぼうとするのが
自然な考えだ。

ところが、自己投資の分野では、
テニスを学ぶ必要があるのに、
将棋の道場へ行ってしまうということが
往々にしてある。 

つまり、自分が学ぶべきことや、
やるべきことをしっかりと把握していないうちに、
とりあえず何かしらの学びを求めて、
自己投資をしてしまうということだ。 

そうなると、いくら学んだとしても、
本当に得るべき学びを得ていないがために、
いつまで経っても何かが身についた実感がなく、
セミナーや教材、書籍などに必要以上の投資をしてしまう。

この典型がいわゆるノウハウコレクター
青い鳥症候群と言われる人だろう。

さて、どうしてこういうことが起こり得るかというと、
単純に自分のことをよく知っていないからである。 

ところが、自分をよく知るということが、
おそらくあなたもよく知っているように、
実は一番難しい。
なぜなら、自分の中には好きなところもあれば、
見て見ぬ振りをしたくなるようなところもあるからだ。 

特に、自己投資をして、
今の自分をどうにか変えようと努力している人は、
目を背けたくなるようなコンプレックスを
抱いているために頑張っている場合が多く、
本来の自分、ひいては自分が本当に必要としているものに
気づけていない可能性が高い。 

一方で、いわゆるセミナー講師や
その道のプロと言われるような人は、
表面的には生徒や弟子のことを思って、
自分の教えを全力で学べ、
つまり自分にオールインしろ、と教える。 

そして、それを見た生徒や弟子は、
真面目であればあるほど、
そして何かを得たいと思えば思うほど、
その言葉を真に受けてしまう。 

でも、その生徒や弟子が、
自分が本当に求めるところを知らなければ、
そうした真面目さや情熱は、
すぐに燃え尽きてしまう。 

つまり、もともと自分に合うかどうかもわからないところに、
わからないうちに飛び込んでしまうから、
オールインしようにも、
その土台である「信じる」ということができないのだ。 

 

自分を知るにはどうすればいいか

では、どうしたら自分をよく知ることができるのか?

これについてはいたって単純だけれども、
その一方で人によっては相当難しく、
誰にとってもそこはかとなく奥深い。 
というのも、自分を知るということの本当の意味は、
自分について言葉であれこれと説明できることではなく、
あるがままの自分を受け入れることだからだ。

言い換えれば、本当の自分を知るためには、
自分が自分に対して貼っているレッテルについて、
なぜそのレッテルを貼ったのかを一枚一枚丁寧に問うて、
剥がし、剥がれきった末に現れる
自分の本来の心身を五感で感じて、
再認識する必要があるのだ。

こうした作業を一人で行うのはとても難しいし、
苦しいことでもある。

なぜなら自分が自分に貼ってきたレッテル、
すなわち自分に対する思い込みというのは、
あなたが自分を守るために作ってきたものだからだ。 
つまり、それは表向きは、見栄や必要以上の遠慮や謙遜、
空気を読む態度、もしくは空回りする勤勉や努力、
度を越した自尊心や虚栄心などとして現れている。

しかし、レッテルによって生み出されたそうした人格も、
あなたが本当に望んでいる状態に
至るための道しるべとなることはあっても、
好ましい状態をすぐに導いてくれるわけではない。 
むしろ、レッテルが生み出した人格は、
苦しい状況を耐え忍ぶための一時的な対応措置でしかない。 
だから、放っておけば、いつまで経っても似たような状況に対して
同じような苦痛や失敗を味わうことになる。 

これを克服し、あるがままの自分と、
自分にとって本当に必要なものを知るには、
あらゆる経験を通しながら自分自身を丁寧に感じ取っていくしかない。 
言い換えれば、徹底的に自分の感覚、感情、
そして経験をあるがままに受け取る、
つまり「自分自身にオールイン」するしかない。 
そうやって自らの感覚や感情を一つ一つ丁寧に抱きしめてやったところに、
言葉では表しきれない「生の自分」、もしくは「裸の自分」を感じ取れる。 
そして、その「生の自分」こそ、自分が本当に望み、
必要としている学びや経験を指し示してくれる。

だから、あなたにとって本当に必要で、
かつ最も優れたコーチ、コンサル、メンター、
その他教育者、指導者と呼ばれるような人は、
「私についてこい」、「私にオールインしろ」
といった類の言葉は絶対に言わないはずである
(そんなことを言うのは結果を保証しないか、
単に見栄を張っているだけのエセ指導者だ)。 
そもそも自分に本気で向き合えていない人を成長させることは、
どんなプロであっても土台無理な話だし、
そんな人に何かを教えたところで、
技術や知識はいかほどにも身につかないからだ。

本物の指導者は、そんな無駄なことはしない。 
でも、だからこそ、本当に優れた指導者は、
「まずはあなた自身にオールインしろ」と言うし、
あなたが自分自身を見つめ、受け入れられるように、
様々な助言をしてくれる。 

そして、自分にオールインしているあなたを見れば、
指導者の方があなたにオールインしてくれる。

もし、あなたがこの文章を最後まで丁寧に読んでくれたのであれば、
あなたはその丁寧さを持って自分自身を見つめ、
感じ取ることができるはずだ。 
少なくとも、あなたには物事を丁寧に進めるだけの
忍耐力という才能がある。

その才能を自分の心身に活かしてやれ。
一つ一つの経験をあなたの五感で持ってとことん味わい尽くしてやれ。 
そうやって丁寧に自分の人生と感覚を受け止めてやれば、
道は自ずと拓けてゆく。

 

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