不覚にもたった一つの広告で、メガネ会社を好きになってしまった話

人類の1/3しか見えない広告

2019年11月21日の朝日新聞の広告で、
僕は不覚にもある広告に驚きました。

それは、5面にあったこの広告…

 

 

「人類の1/3しか見えない広告」とありますが、
あなたはこの白黒の斜線の中に何が書いてあるか、
読めたでしょうか?

読めなかった人のために、
書いてあったことを書き起こします。

広告は商品を広く知らせ
るもの。が、J!NSは朝日
新聞15段というこの場所
であえて、日本の、近視で
お悩みのみなさまだけに、
決意表明をしたかったのです。

近視のない未来を、
あきらめない。

朝日新聞2019年11月21日5面『JINSの決意』

 

この広告のすごさ

僕は普段、メガネをしています。

はじめ、メガネをかけている状態で、
この広告を見たのですが、
読むのにとても苦労しました。

でも、「近視でお悩みのみなさまだけに」
というあたりを読んで、
「1/3ってそういうことか!」と気づき、
メガネを取るとあら不思議、
書いてあることがはっきりと
浮かび上がってきたわけです。

文字を読めるようになった瞬間、
僕は思わず「スゲエ!」と
一人でつぶやいてしまいました(笑)

文字が浮かび上がってきたことにも
ちょっとびっくりしてしまったわけですが、
それ以上に、この広告の秀逸さに
とても驚いたわけです。

改めて見返すと、
読者を掴みにかかる見出しの部分から、
隠されていた本文の内容まで、
いたるところに広告作成の
素晴らしいセンスを感じます。

まず、見出し。

「人類の1/3しか見えない」と
書かれたところから、
これはもうむくむくと興味が湧いてしまいます。

見栄の強い僕なんか、
頑張って1/3に入りたくなってしまいます。
(結局、入って少し落ち込んだわけですが…笑)

そして読んでみると、
近視に気づいていなかった人は、
「自分って近視だったのか!」
と気付かされ、
近視を自覚していた人は、
この広告技術と相俟って、
「近視の人だけに決意表明」、
「近視のない未来をあきらめない」
という言葉たちに
心を動かされてしまうわけです。

近視の人のためにメガネを売っている
J!NSという会社ならではの、
とてもユーモアのある広告です。

 

メッセージは内容も伝え方も一貫しているべき

この広告が優れているのは、
想いを伝えるメッセージの手法が
すごく一貫していることです。

J!NSはあなたもご存知の通り、
メガネを売る会社です。

つまり、主なターゲットは近視の人です。

その近視の人だけが
見えるような広告を用意するのは
至極真っ当です。

そして、近視の人は、
確かに近視で悩んでいます。

僕も、メガネやコンタクトがないと、
何も見えません…泣

だから、その人たちだけが見える広告で
「近視のない未来をあきらめない」という
宣言をすることは、
J!NSが近視の人を助けることに
どれだけ本気であるかを伝えてくれます。

ライターや
何かしらビジネスをしている人であれば、
このJ!NSの広告のように
斜線を使う技術はなくても、
メッセージの一貫性は見習いたいところです。

何かしら自分のやっていることを
紹介するとなると、
ほとんどの人はあれもこれもと
たくさんのことを伝えたくなります。

でも、あれもこれもと詰め込んだ広告ほど、
読者に想いが伝わらないものはありません。

言いたいことが伝わるのは、
想いと、それを乗せたメッセージとが
どちらも一筋の線になって
シンプルに繋がっているときです。

J!NSの場合はそこにさらに
メッセージの伝え方という手法が
重なりました。

よく、広告やコピーライティングに
取り組む人に、
ノウハウだけは一丁前に
あれやこれやと学んで
使い込んでいる人がいますが、
それだけではダメです。

というより、ノウハウに頼っている間は
ライターとして素人を抜け出せません。

読者の心をしっかりと掴む
プロのライターになるには、
ノウハウ以前の「想い」や「志」に
まずは注意する必要があるのです。

文章の書き方に悩んでいるあなたも
まずは自分の想いや志は何かについて
一度立ち返ってみてください。

優れた広告や文章、コピーは
そこから生まれます。

 

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