本を書くコツ〜作文が得意でも書けないわけ〜

ブックライターの苦労

僕は今、本の代筆の案件を2つほど抱えています。

本の代筆というのは、
想像以上に時間がかかるものです。

それは著者へのインタビューに始まり、
インタビュー音源の書き起こし、
そして書き起こしたものを
本の文章として再び整理、書いていきます。

文章を書く段になっても、
気遣いは続きます。

著者らしい言葉遣いは何だろうと考えながら、
言葉を一つ一つ紡いでいきます。

ここで大きく失敗してしまうと、
せっかく書いた文章が
全てダメ出しを食らう羽目になり、
ほとんど一から書き直しということになります。

幸い、今取り組んでいる本は比較的楽です。

編集会議を聞いた際は、
本の方向性がなかなか定まらず、
これは書くのに苦労するだろうなと感じたが、
そんな心配も杞憂でした。

だから、忙しいはずの僕は今、
こうして自分の文章を書き綴る時間を取れています。

 

文章が得意でも本を書けないわけ

書くのが楽な本と、難しい本とは
違いが結構わかりやすいです。

楽な本とは、伝えたいことが
一本の筋となって、はっきりしています。

一方、書くのが難しい本とは、
伝えたいことが多方面に渡り過ぎていたり、
事実や知識の羅列だけであったり、
インタビューで聞いた事柄を
一本の線にまとめようとしても、
バラバラにならざるを得ないようなものです。

もちろん、最近の本には、
1章に一つの独立した内容を据えるものも多く、
本全体がオムニバスのように、
たくさんの線が集まってできたようなものもあります。

でも、そうした本は1章単位で読めば
わかりやすいけれども、
1冊の本として通して読むと、
全体の感想を書くのは難しいです。

とはいえ、たった一つの事柄で、
何万字も書くのは難しいです。

実際、僕が相手をしたクライアントの中には、
掲げたテーマではどうしても
ボリューム感に欠ける本になってしまう
という人も何人かいました。

また、文章を書くのは得意という人でも、
1冊の本を書くということには躊躇を示す人も
結構な数がいます。

それもまた、自分の中には1つのテーマで
それくらいボリュームのある文章を書けるほど、
経験や知識が備わってないと
感じているからなのでしょう。

 

人生をかけて取り組みたいテーマを見つけるしかない

以前、文章を書くのに
文章力はいらないということを書きました。

本を書くことにおいても、
基本は同じです。

強い想いがなければ、
何万字という本くらい長い文章は書けません。

でも、本を書くのであれば、
単純に強い想いを持つだけでもまだ足りません。

それは丁度、誰か魅力的な人に惚れたとしても、
ラブレターはせいぜい便箋2、3枚程度までしか
書けないことと同じです。

本を書くには、「強い想い」を
さらに研ぎ澄ます必要があります。

それは例えば志や使命とでもいうような、
現在から未来へ伸びる一筋の線です。

人生という、過去、現在、未来をつなぐ、
一筋の想いです。

本に名実ともに厚みを与えるのは、
そうした人生をかけた想い以外にはあり得ません。

そうした想いを持たずして本を書こうというのは、
たとえ莫大な知識を蓄えていたとしても、
残念ながら100年早いと言わざるを得ないでしょう。

 

その一言に、人生を込めろ

最近、書店で目にする本は
そうした強い想いを書き留めたというよりは、
どっかで勉強してきた知識をひけらかしただけのものや、
想いを伝えるよりは売ることを第一に考えたもの
ばかりが目立っているように思います。

それは先日僕が買った『DEATH』然り、
文字の大きなわかりやすい
ハウツー本然りです。

そう思うのは、僕が読書を始めたきっかけが、
小難しい古典的哲学書だったからかもしれません。

でも、何百年もの時を超えて
残っている本というのは、
読めば得てして筆者の強い想いと
志が伝わってくるものです。

本にしても、何にしても、
どうせ文章を書くのであれば、
そうやって時を超えても
読み応えのある文章を書きたいものです。

自分の人生を
1つの文章に凝縮したいと、
僕は思うのです。

 

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