書きたいことを書いて読まれるか?

99%は読まれない

文章を書く人というのは、
書きたいことがあるから書きます。

それは当たり前です。

書きたいことがなければ、
そもそもペンも持たなければ、
スマホもパソコンも開きません。

でも、書きたいことを書いて、
その文章が読まれるかといえば、
そうとは限りません。

というより、99%の人は、
あなたが書きたいと思って書いた文章を
全く読みません。

残りの1%も、読むかどうか怪しいです。

そんなことは
コピーライティングの世界では
嫌という程、語られています。

それに、本屋に行けば何万冊を前にして
あなたが手に取るのは
たった1、2冊であるということを考えれば、
ほとんどの文章は読まれずして
誰の記憶にも残らないということは
残念ながら明らかです。

でも、できることなら全世界の人に
自分の文章を読んでもらいたい、
そして「素晴らしい!」
「感動した!」と
心を動かしてもらいたい…

そう思うのはライターや物書きにとって
とても自然なことです。

では、あなたが書きたいことを書いて、
それを多くの人に読んでもらい、
さらには心まで動いてもらう方法は
あるのでしょうか?

ここではその方法を考えていきます。

 

そもそもなんで、文章を書きたいか?

多くの人は、
自分の文章を読んでもらおうと思った時に
コピーライティングのノウハウや、
文章の心理学的技術とやらに
走りがちです。

でも、そもそも文章が読まれるかどうかは、
その内容が面白いかどうか、
もしくは価値があるかどうかで
決まってきます。

だから、どんなに下手な文章でも、
「恐竜の卵を食べたらマズかった」
という文章には誰もが少なからず
興味を持ちますし、
反対に「私の昼食」などという記事は
その人の家族でもない限り、
誰にも見向きもされないわけです。

でも、「文章を書きたい!」
という想いを抱いている人の多くは、
後者の「私の昼食」と
似たり寄ったりの文章を
書いてしまいます。

そうなってしまうのは、
文章を書く目的がそもそも、
「自分をもっと見て欲しい!」
という想い、すなわち承認欲求を
満たしたいからというものだからです。

この承認欲求が、文章を書く際の
モチベーションの底にあると、
読まれる文章をなかなか書けません。

これはリアルな人間関係を考えてみれば、
自然とわかることです。

「自分を見てくれ!」
「自分をもっと評価してくれ!」
というふうに振舞っている人の行動は
すぐに目につきますし、
そういう行動をしている限りは
誰も相手にしないはずです。

これは文章でも同じです。

文章というのは、
書いた人の生き様が如実に現れます。

だから、
「もっとたくさんの人に評価されたい!」
と思って書いた文章というのは、
だいたい望んだような結果を得られません。

下手をすればそういう文章は、
はなから読者に嫌われてしまうきっかけに
なってしまうのです。

 

では、何を書くべきか?

承認欲求がモチベーションになって
書かれた文章は誰にも受け入れられません。

では、ライターや物書きは
どんな文章を書けばいいのでしょう?

僕の経験からすると、それは、
自分が心の底から「伝えたい!」と
感じたものにほかなりません。

もっといえば、自分は自分でも、
自分がいる世界に己の身を投じて、
そこで感じ取った世間の叫びというものです。

「これを伝えたい!」という想いは、
承認欲求から出る声とは
全く違った性質を持っています。

承認欲求に基づいて書かれた文章は、
承認欲求を、
別の何かしらのテーマなどといった
オブラートで包んで綴られます。

でも、「これを伝えたい!」という想いは
とても純粋なものです。

そこには別の意思など働かず、
ただ「伝えたい」と思ったものを
伝えるために、文章を書きます。

この「伝えたい!」という感情は、
孤独の中から沸き起こってくるものでは
ありません。

「伝えたい!」という感情は、
自分以外の何者かの存在と触れ合った時
初めて生まれる感情です。

つまり、純粋な「伝えたい!」という感情は、
誰か、もしくは何かと、
何かしらの関係を持った時に
湧き出てくるものなのです。

本来であれば文章は、
この時初めて本当に「書きたい!」と
思われるものであるはずです。

ただ、ライティングというものの性質上、
文章を書くというのは、
とても孤独な行為と思われがちです。

でも、読まれる文章というのは、
もっといえば人の心に伝わる文章というのは、
このように純粋な「伝えたい!」が
底にあるものです。

あなたの書いた文章が
もっと多くの人に読まれたいのであれば、
まずは興味のあるところからでいいので、
もっと身の回りの人たちや世界と
積極的に関わってみてください。

そして、そこでできた関係を
じっくりと味わってみてください。

その時初めて
あなたの中に純粋な「伝えたい!」という
感情が湧き出て、
多くの人が心揺さぶられる文章を
書けるようになるはずです。

 

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