ライターは読者に寄り添って文章を書いてはダメだ

「寄り添う」では物足りない

潜り込む。

これが僕がライティングに
集中しているときの感覚です。

文章というのは、特にネットの場合は、
基本的に誰も読みません。

それでも、ライターたちは
日々なんとか自分の文章を
読んでもらうために、
あれやこれやと試行錯誤しています。

その中で、ライティングの姿勢として
よく唱えられるのが、
「寄り添う」というものです。

「寄り添う」とは
どういうことかというと、
「読者に寄り添う」ということです。

よりよく言われる言葉でいえば、
それは「読者の立場に立って書く」
ということです。

同じ「寄り添う」という言葉は、
営業などではもっとたくさん
使われています。

「お客様に寄り添って」という言葉は、
どんな会社もよく使います。

でも、僕は「寄り添う」という言葉では、
何か物足らない気がするのです。

 

寄り添っても、人の心は動かない

「寄り添う」という言葉を考えると、
そこには身体が二つあることが
前提になっています。

私の身体と、他人の身体。

その二つのうちどちらかが
相手に近づくことが、
「寄り添う」という言葉の意味です。

でも、人の心を動かすことが、
ライティングの目的であるのなら、
単に「寄り添う」というような感覚では
全く物足らないのです。

人の心は、動かそうと思って
動かせるものではありません。

たとえ自分では
こう動かしてやろうと思っても、
なかなか思い通り進むわけではありません。

もし、人の心を思い通り動かすことが
簡単にできるなら、
この世で営業職で悩んでいる人は
皆無になります。

 

心が動くのは、自分に潜むものに気付いたとき

僕は、心が動くということは、
その人が自分自身の中にある、
なんらかの感情や感覚に
気付いたときだと考えています。

それはもちろん、きっかけとしては、
映画を見たとか、本を読んだとか、
誰かから何かを言われたとか、
美しい景色を見たとか、
外的なものかもしれません。

でも、何に心を動かされるかは、
人それぞれ違います。

その違いは、何からくるかといえば、
その人その人の経験や人柄、性格などです。

さて、そうなると、ライターであれば、
読者に心が動いてもらうためには、
いってみればその人の深層心理のような
心の深い部分をしっかり理解する
必要があります。

よりわかりやすくいえば、
その人が本来持っているものなのに、
まだ持っていることに気付いていないような、
何かしらの特徴や性格、価値観や世界観を
文章で目の前に差し出すことが、
ライターの役割なのです。

 

科学的にも潜り込むことはできる

さて、そうなると、
「寄り添う」というような、
相手と向き合っている感覚では
物足りないことがわかってくるでしょう。

文章によって、読者の驚きを引き出し、
心を大きく動かすには、
読者の心と身体に潜り込むような感覚で
言葉を綴っていく必要があるのです。

そしてこれは実際、
感覚を研ぎ澄ませて文章を書いていると、
本当に読者や、目の前に広がる世界に
潜り込むことができると
実感できるようになります。

脳科学の世界では、脳が感覚する範囲は
自らが属する身体を超えているといいます。

実際、リュックを背負っている時などは、
自分の背中にあるその別の個体が、
まるで自分の体の一部であるかのように、
どのくらい後ろで幅を取っているか、
感覚的にわかります。

また、脳は、一種テレパシーのような能力も
備えているといいます。

このように、自分の感覚というのは、
自分という個体を超えて、
働くことができるものなのです。

だから、感覚を研ぎ澄ませれば、
読者や目の前にある世界に
潜り込むことができるというのも、
あながち間違いではないのです。

あなたも、文章を書く際は、
感覚を研ぎ澄ませて
読者の中に潜り込んでみてください。

きっと今までとは違う言葉の世界が
見えてくるはずです。

 

あなた一人に向けて小説を書きます
(テイラード小説)

あなたと直接話し、その印象を基に
今のあなたに必要だと感じた物語を書いています。

お代は、書きあがった小説を読んでいただいた後に、
あなたが払いたい分だけ払っていただければ結構です。

もちろん、読んだ小説が気に入らなければ、
お代はいりません。

ご依頼の連絡は右の申し込みフォームにメールを記入、
またはTwitter、FacebookのDMまで。

→詳しくはこちらから

この記事が役に立ったと思ったら、
TwitterやFacebookなど、SNSでシェアしていただけると嬉しいです。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です